非常用自家発電設備とは、一般的に、電力会社からの電力供給が途絶えた場合に、自動的に発電機を稼働させて発電を行うものです。
電力会社からの電力供給が再開すると、発電機を停止させ、再び停電に備えて待機します。
ディーゼルエンジンやガスタービン等の原動機を用いて文字通り非常時に発電を行い、停電時の電源を自前で確保することを目的とした設備です。
多くの事業所は電力会社から電気の供給を受けています。しかし、事業所内に非常用自家発電設備を備えることによって、万一、電力会社からの電力供給が途絶えた場合でも最低限の電力を自力でまかなうことができ、生産活動やサービスを継続することが可能となります(事業継続計画 BCP : Business Continuity Plan)。また、停電時に限らず、常用自家発電設備を備えることによって、コストダウンやCO2削減が期待できます。
無停電電源設備(UPS : Uninterrruptible Power Supply)と併用することで、電力会社からの電力供給が途絶えてから非常用自家発電設備による電力供給に切り替わるまでの間(10秒~40秒)、内部に備えた蓄電池(バッテリー)から電力を供給することで瞬間的な停電を防ぐことができます。