無停電電源設備 - UPS -

設備の概要

用途と仕組み

無停電電源設備(UPS:Uninterrruptible Power Supply) 写真無停電電源装置(UPS : Uninterrruptible Power Supply)とは、停電のような電源のトラブルからコンピュータや計装機器など最重要負荷の設備を保護する装置のことです。

主に、機器と電源の間に設置し、停電が起きると自動的にバッテリーからの電源供給を開始します。

例えば、コンピュータを使用している最中に停電が起きると、システムが異常終了してデータを損失する恐れがありますが、無停電電源装置に電力供給を継続させることによってシステムの異常終了を防ぐことができます。ただし、無停電電源装置は停電が起きてからコンピュータを正常に終了するまでの時間を確保することを主要な目的とするものであり、停電中にシステムをそのまま使い続けることを目的としたものではありません。

無停電電源装置の中には、停電に限らず、電圧の大きな変動や周波数の変動、ノイズなどといった電源トラブルを緩和・抑止する機能を備えたものもあります。

無停電電源設備(UPS:Uninterrruptible Power Supply) 写真無停電電源装置は、主に企業の基幹システムに装備されています。最近では安価な無停電電源装置も登場しており、個人向けのパソコンで使用されるケースも増えてきています。また、日本において交流出力のものはCVCF(Constant Voltage Constant Frequency : 定電圧低周波数)電源と呼ばれることがあります。これは無停電電源装置が、かつて交流の安定化電源として利用されることが多かったためと言われます。

瞬低は停電とは異なり、一般家庭の家電製品等に支障を及ぼすことはほとんどありません。しかし、一瞬の電圧低下にも敏感な機器やシステムを使用する事業所では、機器停止などの影響が生じる場合があります。オートメーション化された工場、とくに半導体関連の工場を中心に影響が発生しており、瞬低の程度・頻度は地域やその年の気候によって違いますが、機器に影響がない場合を含めて、年間30~40回に及ぶこともあります。

近年、無停電電源装置だけでなく、生産工場のトータル電源瞬低バックアップとして、電気二重層キャパシタ式瞬時電圧低下補償装置を導入するケースもあります。

導入メリット

重要機器を瞬低から守る
パソコンやサーバー機器、情報システムなどは、突然の停電はもちろん一瞬の電圧低下でも機器やシステムが異常停止してしまい再起動のための作業が必要となります。最悪の場合、データやプログラムの損傷によって使用できなくなることもあります。これら重要機器を停電や瞬低による故障やデータ損傷から守ります。